全ての人類が異能力を備え、日常に存在する事が一般的となった世界
日々の生活にしっかりと根付いた特殊な力、
むしろ持たない者が異端となり価値感が逆転した新しい世界
時代の変革を遂げたこの時代、見渡す景色は様変わりし、文明は大きく後退していた
人類全体の人口は大きく減少し、荒野や緑が多くを占め、過去の建造物が風化し土地に埋もれている
中世的なレンガ造り、街を囲む大きな緑と河川に恵まれた豊穣な土地に開拓された街
国という概念が崩壊し、独立した自治都市のような形で存在している都市レイルロア
自治組織として設立された『保安統制騎士団』は、
犯罪抑止など武力を必要とする任務を主とする自治組織である
ある時、一般的に確認されている能力とは異なる、未知なる現象を引き起こす人間が確認された
その現象を人々は恐れ、未知なる現象を“異端錬成<モメント>”、
そしてそれらを扱う人間を“神憑<エラー>”と命名
“神憑<エラー>”は突如現れる“病気”と認知され、『保安統制騎士団』の管理下に置かれる事になった